つみたてNISA始めようと思ったけど毎月いくら積立をしていったら良いかわからない!
投資はやった方がいいなと感じてはいるけれど、いきなり大きな金額を行っていくのはなんとなく心配。
どれくらい行っていけばいいのかな?老後安心するためにはどれほどつみたてNISA行えばいいのかな?
よくわからない・・
そんな思いに金額をどう設定したら良いか考え方をお伝えします。
つみたてNISAの概要
つみたてNISA
特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)
国税庁HPより
非課税対象 | 一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年40万円が上限(※3)(非課税投資枠は20年間で最大800万円) |
非課税期間 | 最長20年間 |
投資可能期間 | 2018年~2042年 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
となっていますが、、、
簡単に説明すると
・毎年40万円まで新規で投資可能
・投資して得た利益から税金が引かれない
・一定の条件を満たした商品の中から選べる
といった感じです。
いつもお伝えしているイメージですが、
多くの方はお金を貯めるときに銀行にお金を預けて貯めていると思います。
また中には定期預金の口座を作成して毎月積み立てている人もいらっしゃると思います。
つみたてNISAの制度も同じ感じで証券会社に口座をつくりその中につみたてNISAの口座を作ります。そこで積み立てて投資をすることで税金がかからないという制度です。
税金かからないってそんなにメリットあるのかな?
なかなかイメージつかないと思いますか結構大きいのです。投資信託等を売却した場合は20.315%の税金が引かれます。(2022年3月現在)
パーセントで言われるとあまり多く感じないのですが金額にしたら結構大きいのです。
例えば100万円投資して100万円利益が出たとすると・・・203,150円税金で引かれます
1000万円利益が出たら・・・2,031,500円です。
1000万円利益出たら税金だけで200万円以上引かれるのです!
でもそれだけだとイメージつかないですよね・・。
毎月1万円20年間投資して5%で運用できた場合どうなるか見てみましょう
投資した金額
1万円×12か月×20年=2,400,000円
に対して利益が
1,710,337円
となります。
税金は利益1,710,377円に対して20.315%なので347,455円
とかなりの金額となります。
しかしつみたてNISAでつみたてながら投資をしていくだけでこちらの金額分税金がかからないのです!
毎月3万円を20年間投資していた場合を見てみましょう
3万円×12か月×20年=7,200,000円(投資元本)
に対して利益が5,131,010円
税金は利益5,131,010円に対して20.315%なので1,042,364円
つみたてNISAで行うかどうかで100万円以上も変わってくるのです。
いくらに設定したら良いか?
つみたてNISAは1年間で新たに投資できる金額は40万円です。なので、40万円÷12か月=33,333円となるので毎月33,333円まで積み立てていくことができます。
その為33,333円を毎月積み立てていきましょう。
ご結婚されている方は夫婦で別々に口座作ることができるので33,333円/月×2口座で行っていきましょう。
ん?
毎月それだけ積み立てていくのは大変ですか?
そうですよね。(私は結構キツイ・・)
これだけ毎月積み立てていくのは結構大変ですよね。
家庭によっては余裕でできるよ!という家庭もあるかもしれませんし、かなりきついと思われる家庭もあるかもしれません。
大切なのは自分の家庭に合ったつみたての金額を考えて設定していくことです。
金額設定の考え方
毎月いくら積立ていくことができるのは各家庭収入も支出も違うのでできる金額が違います。
また、今後家を購入して住宅ローンが始まっていったり、お子様のいる家庭によっては教育費がかかってきたりするので本当に積み立て続けていけるのか・・・?という問題も出てきます。
その為つみたてNISAを行う際に考えていきたいことはまず自分の家計のシミュレーション『ライフプラン』を行うことです。
ライフプランとは今後の人生の先を見通すことです。収入が今後どのように変化していくのか?今後見込まれる支出はどのようなものがあっていくらくらい貯蓄していけるのか?お金のかかるイベントが今後いつ頃予定してどれくらいお金が必要なのか?
を想定して見える化することです。
そうすることで人生の中でお金が厳しくなるポイントが見えてきたりします。
仮にお子様がいてすでに家も購入済みで住宅ローンが始まっている家庭の場合住宅ローンを抱えながらお子様大学行くタイミングは多くの家庭ではお金が厳しくなります。
そうした時に投資をしていて動かせない(動かしたくない)お金がたくさんあるのに現金が少なく困ってします。もしくは今が売り時ではないけど投資の商品を売って学費に充てるということになる可能性も出てきます。
つみたてNISAを無理なく行う積立金額は『ライフプラン』で先を見通して一番貯蓄が少なくなるタイミングでも困らない金額で設定することです。
例
現在0歳のお子様が大学4年生の学費を支払ったタイミングで700万円ぐらい貯蓄が残りそう。
→300万円は現金残るようにして、残り400万円をつみたてNISAへ
400万円÷12か月÷18年間=18,518円
なので約18,000円をつみたてていけば無理なく行うことができそうです。
・つみたてNISAの上限金額で行うには33,333円/月
・無理なく行える金額は各家庭違う
・ライフプランを作成して自分に合った金額を設定しましょう